父が亡くなって1年が過ぎました。
母は今も涙ぐむほど、さみしく思っているようです。
暑い夏だけど、父の故郷 香川県高松へ誘いました。
屋島を望む おだやかな瀬戸内海
この近くの「古高松」が父の生まれ故郷です。
八栗山(やくりさん)からは、庵治の港がきれいにみえました。
庵治は映画「世界の中心で愛をさけぶ」のロケ地となった小さな港町。
宿の夕食は、素朴な高松の懐かしい味に、ひとつひとつ涙し
鯛のかぶと煮は甘辛く、お醤油とお砂糖がよ~くしみてる。
お味噌汁は、白みそだけど甘く、京都の白みそとは違うあじわい。
香川県の東と西でも白みその味が違うとか。
朝食のあと、庵治の海水浴場へ。
プライベートビーチです!^^
砂浜は美しく、変わらない田舎の海。
お昼は、牟礼町の郷屋敷へ
うどん県では珍しい会席料理。うどんもついてます!
インテリアデザイナー森田恭道さんがお屋敷の改装を手がけてうどん料理屋となり
当時は、椅子やテーブルのお屋敷と珍しがられたとか。会席の夏ご飯は、枝豆と蛸でした。
父は、押し寿司(押し抜き)が好きで
讃岐の押し寿司は、酢で〆た魚が入ります。
鰆が入る春は、特に好きで
亡くなる前年春は、郷屋敷で鰆の押し寿しを喜んでいました。
大きなもみの木と青い夏空。
学生のころから夏休みによく訪れていたお店で、懐かしい風景です。
うどん県といわれますが、地元の人は有名なうどん店に並んだりしません。
なじみのお店や製麺所のうどん玉を買ってきて
家のお昼で冬は「しっぽくうどん」にします。
いりこだしが家庭の味かもしれません。
朝のうどんは地元ならでは!
なじみのお店や製麺所にシャッター状態で
時には、丼と醤油持参です!
私一人ならば、高松から名古屋まで車で帰れるのですが
母と一緒だったので、高松をゆっくり回って
うずしおロマンティック海道を鳴門~徳島へ
大鳴門橋を渡り、淡路島へ。
道の駅うずしお。
鳴門の渦潮は行きのほうがきれいに見えました。
台風が近づいてきて、大塚国際美術館のあたりは、波がすごい!ことに。
淡路島で一泊。
夜明けの海、入り江がとてもきれいでした。
淡路島は、すっかりリゾート地になりましたね。
淡路SAから望む、明石海峡大橋と神戸の風景。
高松から岡山へとフェリーで渡っていた時代から
瀬戸大橋もできて、四半世紀が過ぎました。
四国の玄関口は変わってしまったのですね。
父が懐かしがっていた宇高連絡船のデッキにあった連絡船うどん。
香りと高松へ帰ってきたという思い。
連絡船もフェリーもなくなってしまった。
変わらない高松も見てきたよ、お父さん!^^