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父との別れ
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4月3日(日曜)未明、父が安らかに旅立ちました。

約1年半のがん闘病、治療をしながら仕事を続け
(がん治療と終末期医療に少し記載しています)

3月に、緩和ケア病棟に入院してからも
デイルームで毎日のように会議!
個室を訪れるスーツ姿の会社関係者に演説、指示。
看護師さんたちは、びっくりぽん!

4月2日の土曜日「あさが来た」の最終回をみたあとは
午前中、いつもと変わらず、机にノートを広げて
自分で削った鉛筆で書き書き
お仕事をしてから、午後から母とお花見へ。

大好きな桜が満開になり、母の車で窓からお花見をし
その夜、母の手を握り、眠るように旅立ちました。


先週、父の希望通りの葬儀を滞りなくすませることができました。
遺影の写真は、父が選びました。
自分の葬儀を全部ブロデュース、完璧な終活でした。

死は、一生に一度だけれど、本人はいない。
生前に意志を確実に伝えていきました。
奇跡は起こらない。死は確実に近づいている。

最後の最後まで全力を尽くして生きる。
今できることを息が絶えるその時まで。
生きることと同じように、死にも一生懸命向き合いました。


荼毘に付された奈良・若草山の麓
奈良公園、興福寺、東大寺、春日大社
満開の桜と芝の緑に鹿がのんびりと。
幻想的な美しい景色を忘れることができません。

父は、幸せな人生でした。

存分に仕事をして、多くの皆様と語らい、飲み、
母と一緒に、日本中の四季を楽しみ
世界中を旅して、充実した人生であったと語っていました。

父が創設した認定NPO法人トゥギャザーは、今年15周年です。
父の遺志を継ぎ、理事長の重責を担うこととなり
身の引き締まる思いです。

どうぞこれからも認定NPO法人トゥギャザーをよろしくお願いいたします。
by my_studio | 2016-04-11 16:05 | 暮らしのなかで


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